新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

2009-01-01から1年間の記事一覧

これ何て五重塔?

金曜の朝、日経新聞に15段(つまり全面)の広告が出てたんだよ。 中国の名人(といっても71年生まれの若者だが)が全部手作りで制作した五重塔の模型、高さ95cmもある純木製の模型を20万円で通販します、ガラスケースは別売り5万円です、という通販の広告だ…

ゆうべ、私もドラッグを使ってしまいました。

昨夜は暑かったですね。都内では日没後何時間たっても外気温が30度を切らず、そうすると冷房しない室内は32度くらいになるわけです。それなのにナスの味噌炒めを作ったりしてしまったので、いよいよアパートの部屋は暑くなり、22時過ぎてもう寝ようかなと思…

酒井法子主演「裁判員制度広報映画『審理』」って、内容も非公開の決定もおかしくないか?

またまたまたのりピーねたですいませんが、ちょっと気になったので。 2件目になる裁判員裁判が今日結審だそうですね。このまま裁判員制度は根付いていくのでしょうか。 で、のりピー逮捕によってお蔵入りになり、裁判所のwebページからも削除されてしまった…

毛髪鑑定——毛髪でのドラッグ検査が意外に難しいこと

またしてものりピーにインスパイアされたドラッグねたです。 逃亡中の酒井法子さんはミネラルウォーターをたくさん買って飲んでいたとのことです。体内・血中の覚醒剤をおしっこにして排出して、出頭したときの尿検査で出ないようにしたと。その目論見は見事…

♪どうしてクスリをやるのかな?_について考える本など

のりピー、出頭して逮捕されて「なんで家にあったかわからないけどあったとしたら私のです」なんて自供して、逃げ回って身体からクスリ抜いた成果で尿検査は陰性だったけど、クスリ使ってました宣言にて一件落着、な雰囲気ですね。 さて、酒井法子さんは「あ…

酒井法子……人はなぜ覚醒剤に惹かれるのか?

芸能人生命を棄てて逃亡中(8月8日午前10時46分現在)の酒井法子さんですが、昨夜最後のニュースでは「夫と別居中の自室から覚醒剤の吸引具が発見され、その付着物から酒井法子本人のDNAが確認された」との話が。警察発表ですよね。警察は「本人の身体から…

戦争映画のアンチョコ本があったよ。面白いよ

久しぶりです。暑いし、腰が痛くて炬燵でPCに向かうのがイヤだし、だらけてしまって7月はまったく更新しませんでした。ダメですね。ちょっと心を入れ替えます。 まあ本はぼちぼち読んでおりまして、ときおり面白い本と遭遇できてます。 これは最近読んだな…

これも羅生門型の戦争映画「戦火の勇気」

先だっての「告発のとき」がまだ尾を引いてて、こんな映画が見たいぬーと思って、こんな古い映画に手を出してしまった。1996年に作られた、湾岸戦争(1991)の映画。 これは古い。出てくる電話がみなワイヤードだ。ベルもジリリリリ、と鳴る。主人公は公衆電話…

志の高さと質の高さは別に関係ない——「ボーダータウン 報道されない殺人者」

こないだ見た「告発のとき」があんまり面白かったので、似たようなテイストの映画を見たくなってまたTSUTAYAに行ったんだよ。水曜しか行かないけど(半額の日だから)。 そこで摑んで帰ったのがこれ、「ボーダータウン 報道されない殺人者」。 監督は知らな…

1年前に公開されたすごい映画があった——「告発のとき」

ごぶさたでした。ごろごろしたりで忙しくてブログ更新をさぼってたんだよ。この間、宮古島に遊びに行ったりしてたけどまあそれは内緒なんだよ。で、ある水曜、TSUTAYAで安くなってたDVDを借りて見たらすごい当たりだったんで記念にメモしておきます。 この「…

ブライトさんとミライさん

僕の顧客に、神戸の販売店さんがいる。その一軒に「機動戦士ガンダム」のブライトさん(ホワイトベースの艦長)とミライさん(ホワイトベースの航海士)に似た人たちがいた。 しつこくアフィリ貼ります。 アニメの話をすると、ホワイトベースの面々は緊急避…

機動戦士ガンダムDVD-BOXにハマり中

こないだHMVで30%引きで売ってたので衝動買いしてしまった。これ↓ 1979年に放映されたものに何も足さず、何も引かず、忠実にDVD化したものらしいです。ゆえに、序盤をちょっとすぎると作画がメタメタになります。時間・予算・人手、すべてが逼迫したなかで作…

近所の店でなんだかぼったくられたんだよ

先週は出張とかしてて落ち着かなかったんだよ。帰ってくるなり「機動戦士ガンダムDVD-BOX」なんて因果なものを買ってしまってその鑑賞に忙しくブログ書いてる暇もなかったし。 しかし今日はブログに怒りをぶつけるので、こんな意識も朦朧としてても書くんだ…

プリウスの成功がトヨタを殺す?

今朝の日経新聞、ちょっと面白かったよ。「経済教室」で村沢義久という東大教授が「クルマ近未来(上)——幕開け電気自動車時代」と題して解説記事を書いてた。 いま売れているトヨタ・プリウスやホンダ・インサイトは「シリーズ・パラレル・ハイブリッド」と…

プリウスってほんとに“環境に良い”の?

プリウスが売れてるのでトヨタはフル操業で残業を再開した、って夕刊に出てた。そうかそりゃめでたい。 最近、路上にはほんとプリウスが増えた。ホンダのインサイトはまだそんなに見ない。見かけてもプリウスとシルエットが酷似してるので「ああまたプリウス…

別冊映画秘宝『切株映画の逆襲』が微妙な件について

会社帰りの書店で買ったんだよ。 買ってすぐ、歩きながら読みたくなる本って珍しい。歩道を北上し、寺院の境内に入り、墓地を横断しながら読みふけった。…しかし、なんかピンと来ないぞ!? 切株映画というのはそのものズバリの残虐シーン、殺害シーン、生首シ…

大好きな絲山秋子

僕は小説が苦手で、自分から読むことはほとんどない。人から勧められたらなおイヤだ。本貸してくれる人も多いけど、まず絶対に読了して返したりしない。まあこれはノンフィクションの本でもそうだけど。人から借りた本ってなかなか興味持てないですよね。 絲…

「新自由主義」と書く人はもしかしてダメなんじゃないだろうか

前回書いた本についてもうちょっと書こうかと。この本なんだけど。 基本、僕は吉田司が好きだ。斎藤貴男はあまり好きじゃないけど、彼のこれまでの本は好きだった。『カルト資本主義』や『機会不平等』ですね。しかし、この本『石原慎太郎よ、退場せよ!』を…

ガンダム『一年戦争全史』(上・下)のせいで大変なことになった

きっかけは、久々に営業で外を廻っている途中、書店に立ち寄ったことだった。最近、文体が読みにくい、かつ分厚い本を読んでいたので、気分転換に新書を買ったのだった。 ちなみに読みにくい本ってのはこれ→ 吉田司はすごく好きな人なので(でも彼の本を全部…

「28週後」は泣ける感染ゾンビ映画?だったよ

友人が「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」が良かったならこれも見ろ」とDVD貸してくれたんだよ。前作「28日後」はずっと以前に見た。監督はこの後「スラムドッグ$ミリオネア」を撮ったダニー・ボイル。「28週後」はスペイン人の若い監督が撮ってるけど、どう…

新聞がおもしろくないんだよ

ぼくは日本経済新聞を15年くらい取っている。朝食は床に広げた朝刊の上で、夕食は床に広げた夕刊の上で食べるのが習慣だった。ビールやつまみも新聞の上で味わった。もちろんランチョンマットとしてだけではなく、記事を読むのも肴にして。長いこと独身を続…

飛行機でもホラー映画が見れたぞな

昨日の続き、シンガポール航空映画祭なんだよ。ていうか高い金出して海外旅行に出かけて、帰ってきていっとう最初にやるのが機内で見た映画の感想文書きかよ、と思うと自分がバカに思えるんだよ。まあいいよ。僕はリアルな体験なんかより映画が好きなオタク…

5月のシンガポール航空は男泣き映画祭だったよ

連休で旅行に行ってきたんだよ。帰ってきたら成田の検疫がめちゃめちゃ混雑してたので驚いたよ。 それはともかく、シンガポール航空は機内エンタテインメントシステム「クリスワールド」がものすごく充実してて素晴らしいんだよ。最新のA330やA380には12イン…

連休なんだよ。更新もしないんだよ

今日からGWなんだよ。連休だな。会社も休むしブログも書かないんだよ。遠くに出かけるんだよ。 ■「キューブ」のDVDを見たんだよ。これは、ちょっとお気に召さなかったな。小劇場でやる芝居のような雰囲気だったね。話の作りは昔からときどき見たSFに…

拷問ホラー「ホステル」は語るべき問題作なんだよ

見たばっかりの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の話を会社でしたらば、「もう見たんですか。僕は今夜見るんですよ」という同僚がいた。おお、こんなところにホラーファンが。嬉しいね。その彼との雑談で、2000年代の新しめホラー作品について教えてもらっ…

ロメロ復活!「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」が大傑作な理由

アマゾンからDVDが届いた。 さっそく見てみたら、なんともこれが低予算丸出しの素朴な映画で、おそろしいくらい金がかかっていない。見ていると登場人物少な!って驚くよ。 主人公たちはビッツバーグ大学(ゾンビの本場はピッツバーグ!)の学生で、卒業制作…

AMラジオにはポップな懐メロが似合うんだよ

雨の中、残業終えて帰ってきて、遅い晩飯を食っていたんだよ。卓上コンロにグリルを据えて、残り物の肉と茄子を焼いて、冷や奴を添えて。ちょっと焼酎の水割り呑んだりして。オーストラリア産の赤身肉だけど、肉汁が流れてしまわないように焼けばなかなか旨…

「松嶋×町山、未公開映画」…「イエスメン」はやや微妙

昨日のMXテレビ「未公開映画を見るテレビ」は「イエスメン」でした。「イエスマン」ではないって。すみません。 2人の若者と彼らの仲間が、ゲリラ的に仕掛ける芸術的?なイタズラのドキュメント。政治的な主張に基づいているのでナンセンスなイタズラではな…

今って194何年だと思う?

会社が傾きかけている。売り上げは急角度で下がり、タイタニックの甲板のようだ(勾配がきつい)。首脳陣はお気楽に笑っているが、現場は青ざめて右往左往している。かつて会社で歴史好きの先輩と、会社について語り合うと、「今って昭和にたとえるといつぐ…

ラティーノが生き生きとした小説とか

前にブラジルの貧民窟を舞台にした映画「シティ・オブ・ゴッド」について触れた。延々と凄惨な殺し合いが描かれる映画なんだけど、奇妙なことに生命感や躍動感にあふれていて、きらきらと輝きながら破滅していく美しさに満ちていた。それは同じようなシチュ…