2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
某日、『凄ノ王 超完全完結版』(講談社)を読んだ。全6巻。「凄ノ王」は少年マガジン連載時はあまりにも唐突な未完で終わっており、僕の漫画鑑賞の師匠・珠樹さんは、それが如何に衝撃だったかを熱心に語ってくれた。僕は貧乏だったので週刊漫画雑誌は買っ…
暢気な本を読もう、というときは、やわらかい歴史の本を借りる。考証家によるドラマ突っ込み本とかいいよね。 大野敏明『歴史ドラマの大ウソ』2010 歴史ドラマの大ウソ 作者: 大野敏明 出版社/メーカー: 産経新聞出版 発売日: 2010/06/18 メディア: 単行本 …
今見ると、野村芳太郎の映画ではなく橋本忍色が強烈。クレジットされているが山田洋次はたぶん全体の縮め方とかしんどい裏方をやったのではないか。とにかく本作は橋本忍作品。 <あの頃映画> 砂の器 デジタルリマスター版 [DVD] 出版社/メーカー: SHOCHIKU C…
以下は2014冬のFacebook投稿を改稿して再掲。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 某日、スープコンテナにキムチ鍋の残りを入れて図書館に行って食べた。ちゃんと予熱して、保温バッグに入れてたのだが、やはり気温が低いからかアツアツというほどではなかった。 今日はポ…
僕は勝新太郎が好きなのだが、とくにこれは好きだ。「不知火検校」。 不知火檢校 [DVD] 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント 発売日: 2009/09/25 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を含むブログ (8件) を見る どうして好きかというと、「盲人を不気…
以下は、2年前ににFacebookに書いていたことだ。すっかり忘れていたが、再掲する。イスラムへの幻想的期待は相変わらずあるみたいだし、こちら側の頭も硬直化して、状況は余り良くない。 −−−−−−−以下、2015/2/11記す−−−−−−−−−−−− ある人がブログで「イスラ…
ちょい古い話になるが、先の年末年始は宮古島に居た。正確には、宮古の隣の伊良部島。今は伊良部大橋で往き来できるので便利だ。離島感がしない。 ある日、伊良部大橋で宮古側に渡ると、橋のたもとで幟を振って、通行する車に手を振っている人がいた。のぼり…
藤沢数希の「少子化の原因は、日本の結婚制度の欠陥にあり」をたまたま読んで感銘を受けた。 下記は、それを転載しているブログ。本来はフォーサイトの会員向け記事なので無料で全部は読めない。 blog.goo.ne.jp * * *藤沢は、「日本の少子化問題は、結婚…
以下は2014.02.09にFacebookに投稿していたものです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 鎮魂 〜さらば、愛しの山口組 作者: 盛力健児 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2013/08/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 大変面白い本だった。こんな本を…
3年前に書いていたFacebookの投稿を転載する。 ここで引用したなかに池田信夫のブログエントリ「『作家』の消失」があるが、音楽家にかぎらず小説家も最近は消失しているらしい。 商業作家が一堂に会してその場で競作、というイベントがあったそうだ(食い…
宮古島、ホテルアトールエメラルド向かいの駐車場の隅に、いまでもバラックが建っていると思う。 いまGoogleストリートビューで見てみると「宮古そば」の看板が出ているが、もともとは「サムライキッチン」の跡地だ。 * * *サムキチこと店主のはたぼー(…
昨日は「沈黙」を朝イチで観てきた。大変幸せな3時間、こんなに物静か、かつ流暢な、スムースな映画を撮る人だっけスコセッシは?と驚いた。とても気持ちいい緊張が持続する、快感に満ちた映画だった。周りのみんなもしーんとして、映画を観る喜びに満ちて…