MBTを個人輸入した
やほほーい。UPSがヤマト運輸に委託した荷物が一昨日到着。よしよし、なんだよ。
150ドルのセール品を中心に、友人の分と併せて5足を買った。僕のは下の2足。
商品名はMBT Men's Shuguli GORE-TEX® - Black Leather
こちらはMBT Men's Moto GORE-TEX® - Black Nubuck
上は275ドルもする非セール品なのだが、日本向け正規品を買えばさらに1万円プラスであることを考えるとまあ得だよね、と思う。この秋かこないだの春に出たモデルだから新しいソールを使っている(旧型ソールより1cmくらい薄い)。
下はセール品で165ドル。とくに理由はないけどブーツ。僕はブーツが好きでダナーを6足持っている。今ではめったに履く機会が減ったけど。そしてゴアテックスブーティの快適さも身に染みて知っている。だからゴアテックス仕様のブーツがセールになってるの見たら飛びついてしまった。今のとこ日本ではセールにならないからね。
MBTのモデル新旧はソールで見分けられる。これは新型ソールのパターン。
これはちょっと旧型のパターン。最初に買ったやつと色が違うけど構造もパターンも同じだ。
シュグリはとても柔らかい高品質な革で、足に良くフィットする。ソールが薄いのでスーツに合わせてもバレにくい。MBT機能はちょっと控えめかもしれない。日常使いにぴったり。
モトは前に流行ったティンバーランドのブーツがMBTになったような履き心地だ。要するに、ちょっとぶかぶかで完璧にはフィットしない。足首の厚いクッションもティンバーランドに似ている。このあたり、やっぱりまだ経験の浅いメーカーなんだなと思う。ダナーのように快適にフィットするアッパーはまだ作れてないね。でもまあ、可愛いので許す。
気になる関税だけど、予想よりずっと安かった。4300円×5になるかなーと思っていたが、フルに課税されたのは3足で、あと2足は革製とは見なされなかったのか、それぞれ6.7%、27%の関税率だった。税額も268円と1080円だよ。申告価格(CIF)の計算法がよくわからんが、ドルでの購入価格の3分の1くらいを申告価格として課税しているようだ。これは商用ではなく個人使用の輸入だからか。
結局、関税は14200円で消費税1600円、地方消費税400円の計16200円を輸入代理人のUPSに払って荷物を受け取りました。いやー、安かった。ちなみにUSDのレートは89.62円で計算されてた。
今回使ったINTERNATIONAL CHECKOUTという海外発送業者は、輸出相手国向けに通関の代行もしてくれる。サイトでカートをチェックアウトするときに自動見積もりしてくれるのだけど、そのときの見積もりでは5足で関税と手数料の計260ドルくらいだった。代行させずに自分でやるとおーよそ100ドル弱安くなったということか。手間はまったく変わらないのにな。得だったな。
日本ではMBTの代理店はエバニューだ。山歩きではずいぶんここの製品にお世話になったので印象は良いし、ウォーキングスタジオと称するMBTのショップも嫌いじゃない。しかし寿命末期のモデルがアメリカでは150ドルほどで売っているのに、日本では店頭在庫のみでサイズがそろわなくなっても定価なのはなんだかな、と思う。たしかに品質は良いけど、中国やベトナムで生産しているスニーカーであることは他メーカーの製品と変わらない。ナイキやニューバランスの2〜3倍の売価なのはちょっと解せないのだ。だから今回は日本でも売ってるモデルをあえて輸入してみました。次は日本に入ってないモデルを買ってみようかと思う。たとえば韓国やシンガポールではウイングチップの形をしたやつがあるんだよ。古いモデルなのでもうじきなくなるかもしれないが。
インターネットてすごい、と改めて思いました。たった十数回クリックしただけで緑色の「輸入許可通知書」付きで品物が太平洋の向こうから届くんだからね。面白いなー。