日付が変わった頃の新宿駅は超混雑してる。ついさっき、某書店の若手たちと別れた。
満員電車で本を読んでる人は、ほぼいない。みんな電話の画面を読んでいる。
たまにしかない公休日に「飲みましょう!」と集まってくれた。彼らは出版不況、電子書籍といった業界の激変期に現場で立ち会っている。「本は負けないよ」「会社を変えなくちゃ」と毎日現場で汗を流している。
僕は、自分がオールドタイムな紙の本の出版にこだわっている理由がやっとわかった気がする。
僕は、彼らのもとに自分が関わった何かを届けたかったのかもしれない。