新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

田舎の風景

 今日は風がないので暖かったですね。東京は。
 もちろん東京も八王子や青梅の向こうは都内とは違うでしょうけど。
 車で奥多摩日帰り温泉に行きたいのですが、路面状況がいまいちわからないので臆しています。

 ファシスト革命家の外山恒一さんが、YouTubeを使ったポッドキャストで話してたことが強く印象に残りました。
 Voice Of Fascist 第5回|我々少数派

 外山さんは福岡で、若者に現代思想や芸術の知識を教える私塾をやってらっしゃるのですが、「福岡は田舎なので、これはと思う人材がほんとに少ない。東京とは絶望的なまでに環境が違う」と苦悩を隠しません。そう言いながらも、彼はずーっと九州を拠点に運動してきた人です。最近東京から福岡へ移ったからそんなこと言ってるわけではありません。それだけに彼の言葉は重い。

 かく言う私も、田舎の人です。冒頭では都内から都下を見下したよーなことを書きましたが、実は私の実家のあたりは青梅が大都会に見える、奥多摩よりもひと気がない?田舎です。これ見てください。
 

 正月に帰省したときに撮ったんですが、どうです? 田舎でしょ。
 子どものときから、こんな田舎が嫌いでした。なんとか逃げ出したかった。やっと逃げることができて、都会で働いているわけですが、それでも完全に田舎から逃げ切ることはできません。自分の中に田舎が息づいている。押し殺して塗り込めたはずなのに、田舎のエッセンスが血管を流れている。こんな風景がどこまでも追いかけてくる。

 でもまあ、日本的な懐かしい農村風景でもあります。愛着もありますし、春に木々が芽吹くの見るとホッとしますよ。
 とは言うものの、ずーっとこんな風景の中で暮らすこと考えるとやはり気が滅入る。仕事ないし。友達はみんなおっさんになってるし。
 そういえば、年越し派遣村についてブログ論壇でいろんな方が論じておられましたが、誰のか忘れたけど「格差の問題は中央と地方の問題に収斂される」みたいなことを述べてる方がいました。中央は豊か、地方は貧しい、というあられもない事実が形を変えたのが、今日問題になってるいろんな格差であろうと。
 これまで私たちが目を背けてきたモノが、この動乱の時期に「俺を見ろ」と迫ってきてるのかもしれません。

 今朝、コンビニでこんなマンガ見つけました。私の深層心理が本の形をとって現れたような、いや〜な感じを受けました。つい買ってしまい。ある意味、時代を映した名著かも。

実録!!潜入!怖~い村 (ミリオンコミックス)

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