新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

「ライジングもの」ってジャンルがあるの?

 僕は「ハンニバル・ライジング」と「ダークナイト・ライジング」しか知らないんだけど、どっちも前日譚だよね?(ダークナイト…は前日譚ではないとご指摘いただきました。失礼) 
 前日譚なのにそれまでのサガを締めくくるというか。そういうのを“ライジングもの”って言っていいのかな?

 日本の伝説的なサガ、といえば古くは「ドラえもん」、新しいとこでは「ポケモン」「エヴァンゲリオン」なんだろうな。映画版エヴァは大ヒットらしいけど、けっして完結しない作りみたいだね。まあ、アレ無理に終わらせる必要はまったくないか。

 僕が“終わり”を見てみたい日本のサガ、といえば「サザエさん」だ。作者は廿年前に亡くなっている。ていうか、作品自体、四十年くらい前に連載が終わっているのに、アニメは一向に終わる気配はなく、見る側も「まさかこれが終わるなんて」と思ってるだろう。

 じゃあ、前日譚で“伝説を終わらせ”ることはできないか。
サザエさんライジング」というか。

 誰か、考えてくれませんか。






 ちょっと自分で考えてみました。

 昭和十二年(1937)、生まれたばかりのサザエを妻フネとともに福岡に残し、磯野波平一等兵は歩兵第24連隊の兵士として大陸へ出征していく。
 南京入城(1937)、ノモンハンの悪夢(1939)、中支・北支戦線(1940〜)……泥沼の戦線を戦い抜く波平と仲間たち(24連隊は満洲駐留でしたがそれではつまらないので波平一人は転属で大陸じゅう転戦することにします)。
 後に作家となる伊佐坂難物、アナゴさんの父などが戦友。
 小津安二郎軍曹、大宮貴三郎二等兵、慰問団の古関裕而、少年戦車兵サブ……たちとの出会いと別れ。
 そして昭和二十年八月、満洲の原野で再びまみえるソ連軍戦車隊。
 戦火のなか、従軍看護婦となって大陸に来ていたフネとの邂逅。
 迫り来るソ連軍と対峙し、野戦病院の面々を脱出させる波平たち。
 磯野兵長は日本へ生還できるのか?

 というわけで、長女サザエと長男カツオのあいだには十歳以上の年齢差があるのです、という。


 誰か、アニメにしてくれませんか。