新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

今年もジュンク堂書店のトークセッション録画中継をお手伝いしてます

 あいかわらずジュンク堂書店さんのトークセッションをUstreamに中継録画するお手伝いをしています。今年もよろしくです。
 店舗でイベントが開催されてから、後日その動画ファイルを受け取って変換とかして、僕の都合がよいときにアップロードするという、しごくゆるいスケジュールですので、Ustで流れている最中にご覧になることは至難の業だと思います。よければ録画でお楽しみくださいませ。

 録画がまた溜まってきたのでちょっと紹介いたします。


湯浅誠×金子勝
 ジュンク堂書店池袋本店で開催中の湯浅誠書店の店長・湯浅誠さんと、慶応大学教授の金子勝氏のトーク。
 お二人はもともとお知り合いで、かなり仲の良いご様子。うち解けた雰囲気と、金子センセのぶっちゃけトークが面白いです。陰謀論めいた話にまで飛んだりして、正直、「大丈夫か、センセ!」と突っ込みたくなるよーなノリです。
 →Ustreamhttp://www.ustream.tv/recorded/11424215 →Podcastこちら


■服部寿明×中村朝之×各務茂雄「ヴイエムウェアの中の人と遊ぼう」
 これは奇妙奇天烈なトークでした。僕にはさっぱり理解できず。というのも、「VMware」というサーバ仮想化技術の解説書に関してのトークだからです。専門的すぎて何が話されているのかもわかりませんでした。
 話しているのはヴイエムウェア社の社員で本を執筆なさった方々です。何が話されているのかよくわからないものの、同じソフトウェアの作り手とユーザーということでしょうか、話し手と聞き手の距離がとても近く良い雰囲気のトークだったことは強く感じました。初めて会うのに親密な同士のコミュニティ、といった趣です。こういう集まりも包摂するところがジュンク堂書店さんの面白いとこだと思います。
 →Ustreamhttp://www.ustream.tv/recorded/11440496 →Podcastこちら


■さとうめぐみ『マンスリー&ウィークリーで幸運を呼び込む「2度書き」手帳術』
 手帳術、というのはライフハック系のノウハウの中ではかなり面白いものではないでしょうか。僕も勝間和代手帳買って使ってたもんな。去年iPhoneに全部移行してからは使わなくなったけど。
 その手帳術に、福を招くというかラッキーになるノウハウが合体してれば、ある意味最強ではないでしょーか。このトークの講師・さとうめぐみさんはそういうスペシャルな手帳術を追究しておられる方だそうです。
 このトークは熱心なお客さんが多かったのか、熱気がすごいです。また、ちょっと前にUstにアップロードしてから何気に多くの方に視聴されており、すごい人気なんだなと感服しました(僕は全然知らなかったけど。すみません)。
 →Ustreamhttp://www.ustream.tv/recorded/11575180 →Podcastこちら


■三沢浩(建築家)「レーモンドの失われた建築」
 フランク・ロイド・ライトと同時代に日本にやってきた建築家アントニン・レーモンドという人がいたそうです。ライトと違ってスター建築家ではなかったようで、残念なことにその作品(建物)も、かつて日本にいっぱいあったのですが、今は次々と失われ滅多に見ることができないとか。
 このトークの講師・三沢浩さんはかつてレーモンドの建築事務所に勤務し、レーモンドの研究をしていらっしゃる建築家です。秘蔵の写真を会場に持ち込み、スライドに映しながらレーモンド建築の魅力を語っていらっしゃいます。ちょっとぎこちないところも含めて面白い、また人柄が伝わって暖かくなるトークでした。
 →Ustreamhttp://www.ustream.tv/recorded/11827906 →Podcastこちら


■上阪徹×藤井大輔「稼げるライターになる!R25世代の文章論」
 ↑の建築の話は古き東京の街並みを回顧する、って感じでほんわかしたんですが、こっちの対談は現在のマスコミのある意味最先端の空気を伝えてて、正反対の面白さがありました。
 講師はライターの上阪徹さんと、「R25」エグゼクティブPの藤井大輔さん。お二人ともリクルートで活躍してこられた&している方々なので、そりゃもうトークにも勢いがあります。ご自分たちも認めていらっしゃいますが、正直、他のトークより断然早口です。リクルート出身者の特徴なんだって。そこらへんからして面白いですね。
 話は「ライターとしてこの業界で働くとはどういうことか」という、ややシリアスな話です。お二人とも笑顔で語っていますが、かなーり生臭いというか、興味のある方には聞き応えがあると思います。
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加藤健二郎「僕はいかにして戦場に入り、女性兵士と仲良くなったか?」
 今回ご紹介するなかでは僕がいちばん面白いと思ったトーク。この加藤健二郎氏という方は「東長崎機関」というコードネームでも知られた戦場カメラマン・ジャーナリストです。
 日垣隆『戦場取材では食えなかったけれど』(幻冬舎新書)にも登場してる加藤さん、スタンスが面白いんですよねー。「ジャーナリズムとかより戦場を見てみたいって好奇心」「ナンパに精出してたらそれが成果に繋がったりした」という、なんだか戦場カメラマンという肩書きから想像するピリピリした緊張感とは真反対のキャラ。
 ぜひ聴いてみてください、脱力して笑っちゃうこと確実!です。しかも彼の笑顔の裏にはちゃーんとゴルゴ13みたいな国際紛争の緊張感も流れてるんですよ〜。わりと短いけど奥深い、傑作トークだと思うしだいです。
 →Ustreamhttp://www.ustream.tv/recorded/11846450 →Podcastこちら