ポット出版にて「談話室沢辺」に出演します(Ust付き)
ごぶさたです。ずいぶん休んでしまいました。
■10月8日、今週の金曜に表題のとおり、ポット出版代表取締役の沢辺均さんが主宰なさっている「談話室沢辺」の対談に出演します。Ust中継は19時スタート、21時頃までとのことです。
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Ust中継→ このチャンネルです
■テーマは“「リストラなう!」から見る『どすこい出版流通』”とのこと。
『どすこい 出版流通』は「リストラなう」本編にも書きましたが、出版社の仕事のなかでもっともわかりにくい「流通」を概観することのできる貴重な文献です。まだお読みでない方はぜひ手に取ってほしいと思います。同書に書かれたことを僕も全部理解していたとは言えませんが、同書を読むことで初めて認識できたことが多数ありました。出版を考える際のマストな参考文献になると思います。
同書の魅力にどのくらい迫れるかどうか、全然自信ありませんが挑んでまいります。
■今回の参考資料として2冊の本を頂戴したのですが、永江朗さんの『本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか』、これすごく面白かったです! 2005〜2007年に連載された原稿を2009年にまとめられたものです。ゼロ年代の出版不況(を含む業界の状況)を多角的に論じた非常に面白い本です。同書が刊行されてから1年あまり、さらに業界の状況は変わっていると思いますが、客観的な統計数値も多数収録してあるので業界の行く先を実証的に考えるとき役に立つと思います。ていうか永江さんの文章が読んでて心地よいです。
■もう1冊、今年の2月の雪降る日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われたトークライブ「2010年代の『出版』を考える」をベースにして生まれた本『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』も頂きました。これ、僕もあの晩ロフトにいたのですが、読んでるとべしゃべしゃの雪が積もった寒い寒い夜を思い出しました。懐かしいです。
ということで、金曜日にお会いしましょう。