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新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

手塚治虫『ブッダ』をYahoo!ブックストア無料で読んだ

←これは電子書籍ではありませんが
あと4日で終わってしまう、Yahoo!ブックストア専用アプリでの手塚治虫ブラックジャック」「火の鳥」「ブッダ」無料キャンペーン、今朝『ブッダ』を読了した。楽しかった!

いろんなことが描いてあって非常に勉強になった。
1)悟りを開いても悩みはなくならない
2)人類は歴史が進んでも賢くならない
ということがよくわかった。

また、
3)仏教教団は熱帯地域だったから成立し得た(ユダヤ・キリスト・イスラム教も低緯度地域に発したことは偶然ではないかも)
4)托鉢が成立したのも、食材を保存できない・必要な量だけ料理することができないので余る・食べ残しを冷蔵庫で保存できない…といった条件があったからではないか
といったことを考えた。

さらに、
5)考証をして描いているため、登場人物の大半は半裸か全裸、女性はつねにベアトップ、殺戮シーンはすごく多いし、性的なシーンもある。手塚画なのでやさしくデフォルメされてはいるが、小さいお友だちにはオススメしにくい作品だった。
6)女性がベアトップであるのはモノクロなのでさほど目障りではない。だが『ブッダ』はアニメにもなっているらしい。カラーでどう描かれているのかちょっと興味ある。
といったことが気になった。

7)何度でも言うが、アッサジ最高。アナンダの守護天使として再登場したのは本当に嬉しくて涙が出た。手塚が創造したキャラでは最高ランクの魅力の主だうろ。
8)シッダルタは悟ってしまってブッダになると、わりとつまらない男になった。権威になってしまうし。それでもいろいろ悩み苦しむところが良い。また、つまらない男なのに偉そうなので、読んでてブッダに媚びへつらいたくなるような感情が湧いてくるのはなぜか。

9)読み終わって「萩尾望都の『百億の昼と千億の夜』を読みたいな」と思った。シッダルタつながりだと思う。あれって、もしかして映画「マトリックス」の元ネタ?
10)十数年ぶりに読んだのだが、やっぱ漫画はこのくらいシンプルな画面なのが良いなー。最近の漫画は描き込みすぎ。伊藤りさや西原理恵子を見習え、とは言えないが、手塚くらいシンプルな画面でストーリー漫画を描いてほしい。(って言っても僕なんかもう現役の漫画読者ではないのでこんな意見は無視されて終わる)
11)この作品を連載した「希望の友」〜「コミックトム」は偉大な雑誌だった。僕は休刊前の4年くらい購読していたが、山岸凉子諸星大二郎を同時に読めるスゴイ雑誌だった。「牧口先生」を読んでみたいものである。

12)それにしても、Yahoo!ブックストア専用アプリはよく落ちた。落ちたら読んでいたところまで復帰するのに3クリックどころじゃない手間が掛かるので大変だった。これが『ブッダ』ではなく、何かつまらない作品だったら落ちた時点で読むのを止めるであろう。

というわけでアッサジ教の教団を組織したいので、遣り手で有能な事務局長と、財産をたくさん持ったパトロン在家信者を求む。目標は、全国津々浦々にアッサジ記念会館を建立し、環七のどっかに大聖堂を建立して花火大会を挙行することである。


※このアッサジ様の肖像は、アッサジ様に帰依されたどなたかがTwitterで使用されているものを無断でお借りしました。元は手塚プロの財産だと思います。ここでの使用がどなたかの権利を侵害している旨ご連絡ありましたらばつつしんで削除いたします。それまで朝晩この像を拝みます。