祝・解散。政治空白はいかんとか言う人もいたけど、レームダック政権が続く方が政治空白ですよね
今日の夕方、首相は衆議院を解散するんですってね。
一昨日の党首討論はものすごく見応えがあった、って話ですけど、野田首相がキレ気味の迫力で攻め込んで、自民の安倍総裁がたじろぐ局面があった、とかってことでしょうか。
本気が垣間見える、アクシデンタルなやり取りが、見る人の心を動かしたんでしょうね。
野田首相は解散権を行使することで、現在イニシアチブを握ることに成功した、んでしょうね。
「近いうち解散」「うそつきデブ」の口論に終止符を打ち、勝った。
でもまあ、解散権なんて首相が一回しか使えない核兵器みたいなもんでしょ。
核兵器使って局地戦に勝ったって、一カ月後の大会戦では十中八九負けるわけで。
ヒラの議員たちにとって、行く手はインパール作戦みたいに見えてるかもしれませんね。
でも、次の選挙で自民が多数を制しても、それって勝ったことになるかというと、どうなんでしょうか。
勝利っつっても見え見えの敵失で転がり込む棚ぼたですから、単独過半数を制するくらいでないと「勝利」なんて言ってはいけないのでは。
自民が勝利宣言出せるとしたら、デフレを止めて景気を浮揚させ得たときだけじゃないですかね。
少なくとも、選挙で勝ったくらいではしゃいでほしくないですね。今の不景気の責任は自民にもものすごくあるんですから。
野田首相ですけど、自爆気味の解散に打って出ましたが、ほんとうに良かったと思います。
任期いっぱい居座ることもできたでしょうが、それだと他の歴代どうでもいい首相と同じかそれ以下で、早々に忘れ去られるだけです。
解散権を行使して(自ら核ボタンを押して)、歴史に名を刻むことができました。
TPPとか定数削減とか、毒針をチクッと相手に刺すこともできましたし。
公明党、どうなんですかね。最近の学会は新入会員なんていなくて、世襲の二世三世四世ばかり、って話も聞きますし、選挙に強いって神話も崩壊気味なのでは。
とか言いながら、学会員のお友だちを持つ人は、もう先月くらいから「選挙よろしく!」って電話をもらってたそうです。やっぱり学会、すごいですね。
でも、選挙後に公明党は間違いなく自民と連立するでしょう? わかりきってるし、それ以外選択肢はないので、以前の連立政権でのようにキャスティングボートを握って横車を押すオプションはもうないってことですよね。
今後のキャスティングボートは、もっと小さな政党、国民の生活が第一か、維新か、太陽か知りませんが、そういうところが握るんでしょうね。
おっと「みんな」を忘れてたか。
ともあれ、今日で解散、お別れですね。永田町に帰って来れない議員の方々も大勢いらっしゃるでしょう。お名残惜しう。
選挙までの一ヶ月間、愉しみにさせていただきます。
選挙、誰(どこ)に入れるべきなのかな。原子力発電をちゃんと推進する、って明言する政党があれば入れたいと思うのですが、いないでしょうね。
←この本の「野田首相」はあまり似てませんが、「マツコ・デラックス」「勝間和代」とかは神がかってますのでオススメです。僕が入国審査官だったら誰のパスポートだろうが南伸坊さんを素通ししてしまうでしょう。そういや「安倍晋三」っていたかな? 「山口代表」はいませんでしたね。そうはイ神崎!は憶えてるのに、以降の代表を僕は全然憶えてません。