読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

なんのかんの言って、Appleは一番使いやすいものを出してくる 【iPad mini雑感】

 200ドルでReitinaディスプレイ、という噂だったiPad miniだが、蓋を開けてみれば1024×768というなんだか懐かしい画面縦横比で出してきた。なんだよ、XGAかよ、というのでかなりガッカリしたのだが、一寝入りして考えると、そうでもない、と思い直した。


エンガジェット日本版より拝借。

 この写真がiPad miniの性格を端的に物語っている。

、アップルが iPad mini と「競合製品」(Nexus 7) を並べて「優れているところ」を列挙したうえで、「iPad miniではタブレットの使用感覚が得られる。あちらは携帯電話を引き伸ばしただけ」とまで述べたこと。

 iPad miniは、従来型の10インチ級タブレットを7インチ級に凝縮したもの、なのだった。
 対して、Googleだのサムスンだのの7インチ級タブレットは、4インチ級の電話を伸張したものなのだ(週刊アスキーPLUSによる比較表)。Androidタブレットの画面は、おおむね縦長(16対10などのビスタサイズっぽい縦横比が好まれる。iPhone5も最近こうなったね)。
 そしてAndroid勢の画面は高解像度(1280×800とか)だ。iPad miniの1024…というのがいかにも古臭く感じられる。悔しいね。

 僕は一昨年からサムスンのギャラクシータブを使っていて(最近はSIMを挿してないので放っぽってるが)、電話伸張型タブレットの使い勝手は知ってる。といっても2010年モデルのギャラタブはOSがAndroid2.3までしかアップデートできないので、最近の4.0とかのことはわからないけど。ちなみにこいつの画面は1024×600だったかな?

 電話拡張型タブレットは、まさに「電話」である。これで電話回線が使えなかったら、すごく大きいiPod touchのような使い心地。TwitterFacebookの画面はスマートフォン版と同じだし、ほとんどのwebサイトもスマートフォン版表示を大きな字で閲覧できる。

↑こんな具合。ただ単に、文字が大きいスマートフォン、です。


↑同じwebサイトをPC表示にしてみた。字が小さすぎる。画面幅が狭いのも難儀。

 最近、老眼なので、ただ単にスマートフォンの字が大きくなる、というのはけっこう助かっていた。ダサいけどね…。

 だけど良いことばかりではなかった。たとえば、

↑地図は、スマートフォン特有の、左右が狭くて見づらい表示になる。地図って、横方向の情報も欲しいものなんだ。

 また、日本語入力はフリック入力なのだが、スマートフォン同様、画面の下半分を占有する。

 で、iPad miniだけど、画面縦横比はずいぶん古臭い4対3。スタンダードサイズだ。

 これ、けっこう良いと思う。横方向の情報が多いので、地図は見やすい(Appleの地図アプリがダメダメなのはひとまず措く)。
 webサイトの表示も、スマートフォン版もPC版も、どちらも見やすいだろう。帯に短し襷に長し、かもしれないけど、縦長Androidみたいに「PC版表示はてんでダメ」ではない。

 それと、PDFなどの文書を閲覧するのにも4対3の画面は適しているはずだ。書類はA4とかが多いけど、4対3の画面なら適切なサイズで見られる。
 Androidの縦長の画面でそれらのPDFを閲覧すると、天地をぴったりにすると、左右を全部表示しきれない。


【とりあえずの結論】
 iPad miniは、画面はRetinaじゃないし、プロセッサは1世代前のA5だ。つまり、iPad2相当のハードを、ぎゅっと凝縮したものだ。
 そして推測だけど、ただ凝縮しただけじゃない、微妙な使い勝手のチューニングがなされていると思う。端っこに指が触ってても、「操作のために触ったのか」「偶然触れたのか」を感じ分ける、とか。
 iPad miniは十分“買い”だと思う。iPad2は一番安いやつで34800円。miniは28800円からだから、まあ順当だよね。
 いやRetinaが欲しい、となったら新しいiPadを買うしかない(42800円から)。

 Androidの7インチ級タブレットは競合するか? 僕は、しない、と思う。
 繰りかえすけど、Androidタブレットは今のところ、“伸ばしたスマートフォン”だ。それはタブレットでは、ない。

(そしてAndroidには、OSがアップデートされない、という問題がある。iOSなら2009年に買った旧いモデルでも最新のiOS6を使えるけど、Androidは基本的にはそうじゃない)

 今朝速報を読んだ時、iPad miniRetinaディスプレイじゃなかったのは、正直残念に思った。Appleはもうサプライズを与えてくれないんかなー、と落胆した。
 だけど、ちょっと思い直した。
 これきっと、店頭で触ってみると、Retinaかどうかなんて気にならなくなる、気持ち良い使い心地だと思うよ。画面解像度でAndroid勢に劣っている、といってもそれは数字上でのこと。実際に表示できるもの、表示した様子は、たぶんAppleが主張するように「Androidタブレットより3割、画面が広い」になると思うよ。そして、触ってるうちに、この大きさのタッチパネル端末はどんなふうに使うのか、どんなデザインが使いやすいのか、Appleの意図や提案がだんだんわかってくるに違いない。
 Appleはこう言いたいに違いない。
「ただ電話をストレッチしただけのもので良いの? 読んだり書いたりするには、こういうのが良いんでは?」


 それと、「iPad miniはブックリーダー」と言われてますが、僕は「地図」がキラーコンテンツになると思っています。今のApple製MAPではダメダメですが、MAPがマトモになった暁には、とくにLTE版は「ロンリープラネット」や「地球の歩き方」「ミシュランガイド」の在り方を激変させることでしょう。


 で、僕は、とりあえず買わないけど。
 今買うと、家のWi-Fiルータのアドレスが足らなくなるんだよね。旧いAirMac Expressは10個しかデバイスを繋げられないのだった…。
(みなさんのお宅もそうだと思いますが、電波デバイスがなんだか増えちゃって管理できない、気がつくと電池が空っぽ、とか。あるいは、よそのお宅の電波と干渉、といった事態が起きていると思います。これはこれで別に論ずるべき問題ですね)