読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

忘れないよ、スティーブ。

Appleスティーブ・ジョブズが亡くなった、という報せをラジオで聴いた。ちょうど台所でタマネギを刻んでいた時だった。
タマネギを刻み終え、ニンジンを刻んだところで手を洗ってPCを開いて見た。

アメリカのAppleのサイトは白黒のでっかいスティーブの遺影になっていた。

以下は、Appleの rememberingsteve@apple.com に宛てて出した僕の感傷的なメールです。

スティーブ、おつかれさまでした。
病気との闘いはたいへんだったでしょう。ゆっくり休んでください。

1986年頃かな? あなたと、あなたが世に出したMacintoshのことを知ったのは。
自分が働いて得たお金でMacintosh(SE)を買ったのが1989年。それからずっとMac Userです。

あなたは私のことを知らないだろうけど、私はあなたのことを知っています。
私と同様に、あなたのことをよく知っている、あなたのことを考え続けている、
あなたを愛している、あなたを無視できずにいる、あなたの存在がいつも心の中にある、
そんな人たちが世界に何人も何人も、数え切れないほどいます。

Macintosh SEはあなたが会社を去ってからの製品ですが、あなたの最初のMacの面影を残した美しい作品でした。
それからあなたがいないApple社はちょっと迷走し続けました。
その間私が買ったPerforma275、PowerBook165、PowerBook280c、PowerBook2300cは、あなたの仕事ではありませんでしたね。
いずれも良い機械でしたが、私たちUserは何度も苦い思いをしました。風前の灯火のような機械だろ、と言われ続け。
あなたが帰って来た1998年の製品、PowerBookG3は素晴らしかった。ポルシェのように美しい機械でした。
私は250MHzと233MHz(14")の2つを買って、仕事に、遊びにと、楽しい生活を送りました。あなたのおかげです。

iBookも面白い製品でしたね。緑色のクラムシェルを買いました。うちに初めて来たDVD搭載機だったから映画も見ました。
iTunesを初体験したのもこの緑色の機械でした。まさかこの小さなジュークボックスソフトが世界を変えるとは思いもしませんでした。

iBook2001とか、iBook2004(14")、今はMacBookを使っています。
iPodも出たときに買いました。2001年の11月、日本での発売はちょっと遅れましたね。新聞の全面広告だけが空振りで出てて。あはは。
あれからiPodも何度も買ったけど、今でも2006年に買ったのを愛用しています。
iPhoneも使ってますよー、最近はちょっとAndroidのほうを使うことが多いけど(老眼が進んでるので画面が大きいほうがね)。


あなたは自分で製品をゼロから作る人ではなかったけれど、いろんな人たちが生んだアイデアをちゃんと形にして世界の隅々にまで届けるという物凄い力を持っていた。
ラスキンさんが考えたMacintoshも素晴らしかったけど、世界を変えたのはあなたが世に出したMacintoshだった。
あなたの仕事が、世界を変えたのはまぎれもない事実です。
私の人生も、あなた(が世に出した製品)と出会って、ずいぶん変わったと思います。
ありがとう。

ゆっくり、お休みなさい。

そうそう、私はあなたと誕生日が近いんですよ。10年ほど後に生まれたんですが。あはは、関係ないか。
あなたのことは忘れませんとも。スティーブ。

(自署)

スティーブは、老眼はどうだったんだろう? 僕は最近、iPhoneの画面で字を読むのが辛いので、どうも画面の大きいAndroid端末を使ってしまう。
iPadは明らかに、スティーブ自身の闘病の体験が反映された端末だと思っていた。自分が(及び世界中の闘病中の人たちが)ベッドで使えるように、彼はあの製品をブラッシュアップさせたのだと思う。

また台所で料理の続きをしなきゃいけないんだけど、タマネギのガスが滞留しててどうも涙が出るんだよね。

※BGMはこれを推奨します。昔、HyperCard版の『So Far』に使われていた曲です。AppleIIのテーマ曲ですね。