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新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

町山智浩さんのツイートで言及してもらった件について

 今日は寒いですね。木枯らし1号だかが吹いている。近所の空き地で猫たちが取っ組み合ってじゃれてるけど、あれは寒さしのぎかな?


 映画評論家の町山智浩さんが昨夜Twitterで僕に言及していた、とコメント欄で教えてもらったので見てみた。

「リストラなう」の著者は■■社の経営改善のためにリストラされたが退職金が5200万円だった。また彼は病気により、ほとんど生産高がなかったが年収は 1300万円以上だった。大手出版社や放送局の現場はフリーに依存しているが不況下では最初にそこから切る。派遣切りと同じ問題がそこにある (10月27日1:40AM @TomoMachi

 引用文中、勝手ながら伏せ字にさせてもらった箇所があります。この字を自分のブログに出したくないので。
 で、ちょっと事実誤認があるので訂正させていただきます。
「彼は病気により、ほとんど生産高がなかったが」とありますが、病気で休職していたのは2001年の夏のことで、2カ月後に復職して以降は退職するまでふつうに働いてたつもりです。
 また、「生産高」とありますが、復職以降は編集部から異動したので「生産高」で計量される職種ではありませんでした。
 退職金の額は僕が阿佐ヶ谷ロフトのイベントで口にした数字ですね。正しいです。年収は、いま手元に給与明細や地方税のペロッとした紙がないので正確にはわからないけど、こんな感じだったでしょう(直近の年は賞与が激減していたのでこれほどあったか?)。


 この日の町山さんのツイートを遡って読むと、元「ブルータス」副編集長の「@fukuhen」さんとのやりとりだとわかります。町山さんは以前から繰り返し書いておられる「大手出版社の正社員への高給が、出版社自身の首を絞めている」という持論を述べ、その傍証として僕の例を出されたようです。
 お二人のやりとりは非常に面白いので、興味を持たれた方は遡って2010年10月26日から27日にかけてのツイートを読んでみるといいと思います(@で始まるお二人のアカウントをリンクにしています)。


 また、僕個人のことについて「彼は病気により、ほとんど生産高がなかったが」とあるのは、町山さんが故意に間違ったことを書くはずがないので、おそらく僕の書いたものを誤読したか、第三者からそのような僕の噂を聞いたんだろうなぁと思う。そのようなことを言われているのかもなぁ、とわかったのは僕にとって収穫でした。
 僕にできるのは「その時は病気じゃなかったよ」と言うだけで、生産高(仕事量・貢献度合い?)については僕の口からは何とも言えないので噂を信じるのもいいかもね。


 最近、社会学や労働問題系の読み物を手に取ることが多い。昨日読んだ「POSSE vol.8 マジでベーシックインカム?」も面白かった。
 町山さんは「派遣切り」を例の一つとして挙げているが、派遣労働者を切ることじたいは問題ではない。切らなきゃ企業が存続できないんだったら切るべきだ。だが切る労働者と切られない労働者がいて後者がずーっと聖域にいるのはおかしい。理不尽というか非効率だからだ。もはや、聖域を設けてると企業の存続ができなくなる、という局面に来ている。だから大手出版社も正社員をなんとか切ろうとし始めたし、残る正社員の給与も下げ始めた。
 そのための退職金がべらぼうに高いとか、フリーのギャラはもっと劇的に下げられている、理不尽だ、という意見もあるだろう。そういう感情はなかなか回収できないし、途中の手続きにいろいろ不備があるのもしかたがない。
 けど、事態は劇的に動いている。すべての労働力が劇的に流動し始めるまであと少し、と思う。流動性を高めるという方向は間違ってないと思う。それが実現したときどんな世界が現出するのかちょっと怖いけど、まあいいんじゃないかねと思う。みんなが望んでる方向だしね。