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新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

昨夜の阿佐ヶ谷ロフト、反省。

 昨夜の阿佐ヶ谷ロフトA、トークイベントは売り切れ御礼だったそうで、会場いっぱいのお客様にお運びいただき、本当にありがたかったです。
 奥野店長のご厚意でUstream中継をしていただき、現在は録画で試聴できます。
 録画を見るにはこちら→ http://www.ustream.tv/recorded/8709250


■しかし! ……反省点の多いイベントでした。申し訳ない。
 とくに、特定の会社の話題からなかなか離れられなかったことは本当に不本意でした。もっとしゃしゃり出て、場を乱してでもイニシアチブをとり、自分の話したいことを喋らなければいけない。そういうことなんだな、と。


■僕は、自分が勤めていた会社の内部事情を暴露しようとして「リストラなう」日記を書き続けたのではない、ということが昨夜はっきりわかりました。僕は会社の事情、業界情報にはあまり興味がありません。それよりも、出版業界で働くとはどういうことか、そこを辞めるとは自分にとってどういうことか、大好きだった同僚たち、辞めた同僚たち(自分も含めて)はこれからどう生きることになるのか。そういうことに興味がある。だから会社に組合が二つあったとか、叙勲欲しさに財団を作った経営者がいたとか、そういうことには興味がないのです。どっちも毎日の仕事には関係がなかったからね。
 そこを自分でしっかり認識していなかったのが、元木昌彦さん(元講談社)や篠田「創」編集長に対抗できなかった原因だったのだと。年長者が長い話をされてる時でも、「そんな話やめましょ」とぶった切っちゃえばよかったんだな。


■それと、これは特記しておきたいのだけど、元木さんが「某社はもう倒産する」「あそこも倒産する」などと口走っておられたのには、はっきり「本当ですか?」「そうお思いになる根拠は」と訊くべきだった。訊かなかったのは僕の大いなる失点です。
 僕は、元木さんが「倒産する」と断言された会社が、近い将来倒産するとはまったく思っていません。
 出版産業がいずれ全体的に苦しくなり、その結果市場から退場する会社が出てくる、そのなかには知ってる会社も含まれるかもしれない、とは思います。しかし、それ以上に踏み込んだ予測をする材料を僕は持っていません。元木さんがそれをお持ちでそう断言しているなら、あの場でしっかり問い質すべきでした。大失点です。反省しています。


■他にも反省点は多いです。せっかくUstしてるのにハッシュタグ #lofta のタイムラインを追うことがほとんどできなかった点。タイムラインの要望をステージにフィードバックできなかった点。これは相当な慣れが必要と感じました。出演者の一人としてそれもやるのは、きちんと場を支配するか、逆にツイッター専任になるかしかないんじゃないか、と思ったり。


■それにしても、ある書店員さんが「大手出版社の甘えがわかっていやになった、『リストラなう』を売ろうという気もなくなった」といった意味のツイートをされていたのは堪えました。僕や元木さんのような準大手・大手出身の者には、やはり、拭いきれないぬるま湯体質・上から目線・楽観姿勢があります。それが公開の場に晒されたのはしょうがない、むしろ恥を晒すのは意味があると思います。しかし現場の書店員さんのやる気を失わせることになったのは痛恨です。


■なお、パネラーの人選は新潮社ではなく阿佐ヶ谷ロフトAさんがなさいました。「刊行記念」と冠をつけてくださったのはロフトAさんのご厚意です。ですが、トークイベントが“かったるかった”としたら、その責めを負うべきはたぬきちだと思っています。申し訳ないです。


■会場にいらしていただいた方、ありがとうございました。期待はずれですみませんでした。本をお買い求めいただいた方、重ねてお礼申し上げます。名前は割愛させていただきますが前からコメントをお寄せいただいてた方々、お会いできて嬉しかったです。もっと話したかった。