新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

僕の身の上にも“創造的破壊”が始まった!

ここしばらく更新する気がまったく起きなかった。Twitterにも投稿する気が起きなかった。ま、東京マラソンに敗けたことがショックだったんだね、やっぱり。意外に小心&傷心者だね、俺。
そのマラソンから気づけば2週間も経った。膝痛も癒え、そろそろ次のチャレンジに向けて準備しようかと思った先週末、ことは起きた。
会社が「社員総会」を召集し、「リストラするよ」と宣言したのだ。
おお、ついに来たか!


今回のリストラ計画は「営業・管理部門の年かさの社員を減らす」というものだ。僕も対象になっている。40代半ばだから当然だね。去る立場、切られる立場になったんだよ。薄々覚悟はしてたけど、実際にそう言われるとちょっとならぬ感慨があるね。


僕は赤木智弘城繁幸の言説が好きだった。けど、僕は彼らが言う“既得権側”の人間だ。「正社員」だしね。このギャップは大きい。
ところが、このリストラで、僕も彼らの側に立つことになった。いや正確に言うとまだ決まってないけど。でもまあほとんど決まりだぁね。
…噂では城君はセレブな女性と結婚してすっかり“あちら側”の人になった、とも聞くが。まあいいや、ともかく、これまで僕が不遜な同情だとかこっそりと優越感を抱いてた“彼ら”の側に、これからは僕も立つ。それがはっきりした。


このブログを読んでる人の中に、会社の取引先の方はどのくらいいるだろうか? 色々考えてることはあるし、書きたいこともあるのだが、進行中の事態でもあるので詳しく書くのを躊躇してしまう。いずれ、すべてを書きますからちょっと待っててください。


僕の好きなブロガーに「ちきりん」さんがいる。「Chikirinの日記」の方だ。例の“混乱lover”を自称してる。
この人の書くものを読むと、ちょっとならぬ勇気が出る。既得権側から出ること、正社員じゃなくなることは、停滞から抜け出すこと、創造的破壊を推進する/体験することにほかならない。二十年間安住してきた正社員という立場から去る(かもしれない。きっと。だろう…まだ未定ですけどね)、そう考えるだけでそわそわ、わくわくする。選ばれし者の恍惚と不安ふたつ我にあり(うる星やつら2より)。


もし会社を離れることになったら、その前に、これまでお世話になった書店のみなさんにもう一度会いたいな。銀座の、八重洲の、京王線の、そして神戸のみなさんに。神戸はほんといい思い出ばかりなので是が非でも行きたいな。


眠れないからなんとなく更新してみました。またお会いしましょう。では。