新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

インターFM 76.1MHzにて「バラカン・モーニング」開始! やったぁ!

■月曜からいきなり台風18号に負け負けだ。低気圧に弱いのだ。メンタルな既往歴のある人なら思い当たると思う。そして秋分の日を通過して一気に日が短くなっているのも辛い。日照時間短縮に弱いのだ。ダブルパンチだ。
■が、今週は一つだけ新しい楽しみが生まれた。インターFM76.1MHzで平日朝7時から、ピーター・バラカン「バラカン・モーニング」が始まったのだ!
 ピータ・バラカンは、初めて見たン十年前から好きなパーソナリティだ。ちょっと自信なさげな語り口、力強さとは無縁の外見、それでいて硬派な番組作り。こういう男に私もなりたい!と思う(全然無理ですが)。ずーっと以前に世田谷の道を奥さん?と散歩していたピータさんを見かけたが、実に地味で目立ってなくて、いい感じだった。
 彼のラジオ番組はこないだまで、NHK FM82.5MHzでの毎週土曜朝7時「ウィークエンド・サンシャイン」しか知らなかった。たった週1回かよ、と残念だったのだが、今週から毎朝彼の選曲を聴ける。やったぁ!(木曜は「Begin Japanology」の収録があるから欠席、という説もあるが)
 ピータの選曲は、意外にブリティッシュ・ロックが少なくて、むしろソウル寄りだ。昨日、自分でも「古めのロック&ソウルをお送りします」と言ってた。また、レッド・ツェッペリンが苦手だったり、しかもそれを隠さなかったりと、なかなかお茶目。
 問題は、インターFMは電波が弱いことだ。なんとピータ自身の家でも受信できないんだとか。なんじゃそりゃ。インターネットで同時にストリーミング放送してくれればいいのに。そうすれば全国どこでも聴けるはず。

■新番組の中に、ピータ・バラカンが日本人の英語発音を矯正する「英語教育革命」のコーナーがある。ピータはNHK出版から薄い英語発音の本を出している。題して『猿はマンキ お金はマニ』。題名のとおり、monkeyはモンキーじゃなくてマンキ、moneyはマネーじゃなくてマニ、と発音したほうが伝わるよ、という小ネタを百連発する本だ。
 
 ロックDJのピータらしく、「ザ・ドアーズは正しくはザ・ドーズ。レッド・ツェッペリンじゃなくてレド・ゼップリン」と文例?もファンキなり。
 しかし、これ珍書だ。正確な発音をカタカナで記すと、珍妙すぎる! 日本のミーディアは間違いだらけ。ケイク屋さんでチョクルッを求めるケイスもあるよね…なんておいおいお前誰だ? 読んでて段々笑えてくる。そして役に立つのか?という疑問。ピータ本人の真似をするときには確実に役立つだろうが、誰がそんなことを。まあ、自分は「バラカンしゃべり養成ギプス」「読むだけで脳内バラカン番組再現エンジン」として採用している。

国立科学博物館に行ったら、360度全視界ビジョンという出し物があった。全球型映像施設「シアター360」 国立科学博物館 この超立体番組のナレーションがなんとピータだった。仕事いっぱいしてるな! あなどれないやつ。日本紹介番組も長年やってるし、いまや日本を代表する外人?だ。
 ちなみに僕らの世代で日本を代表する外人といえばウィッキーさんだと思うが、この人はスリランカ人だ。同様に、ピーター・バラカンスリランカ人だ、と僕に吹き込んだやつがいて、ひょっとした拍子に「スリランカ人の番組」などと言ってしまう。ほんとは英国人だ。間違えるな自分。

■インターFMでは日本在住外国人のための外国語行政情報オンエアサービスをやってて、横浜だの品川、目黒などの地域情報を各国語で流している。InterFM897 : インターFM897 [ 89.7MHz TOKYO ] というそうな。ここだけ聴くと「これ何の局?」と混乱する。AFNとはまた違った、しっとりしたナレーションだし。
 前述の通り、可聴エリアが少ないのではないかと勝手に疑惑を持っているインターFMだが、幸い僕のアパートではばっちり入る。(wikipediaによると、東京タワーの送信アンテナの位置が低いため受信範囲が狭い、のだという。なんじゃそりゃ) 毎朝楽しいので、みなさんもインターFM入る方はぜひ聴いてみて。