新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

パオロ・マッツァリーノ、お前は面白いよ!

 来週は夏休みを取るので会社に行きません。来週に続く大型連休と併せると12日くらい休めてしまいます。こりゃ世間の皆様に申し訳ないねー、ごめん、と言いながら旅行に行ってきます。
 行き先はここです。

 いえ、亀に行くのではありません。亀がいるような場所に行くのです。まあどこだっていいじゃないですか。
 明日の夕方、空港近くの宿に泊まって、明後日の朝の便で飛んでいきます。成田からつごう十時間以上飛行機に乗っていくことになるかと。だもんで、機内で見る映画と、乗り継ぎとかで空いた時間に読む本が欠かせません。
 映画は、まあたぶん「96時間」とか「サブウェイ123」とかが見れるんじゃないかなー、と思います。春の連休のときは「グラン・トリノ」「レスラー」と大豊作でしたが、これは今までで一番でしたね。「チェンジリング」もあったし。悲惨なときもあったなあ。ずーっと「キングコング」しか見るべきものがなかったときとか。「コング」は名作ですけどね。
 映画は飛行機会社まかせなので、自己責任として本を持って行きます。こないだの土曜とか、その本を買い出しに出かけたのです。
 ところが、そこで買った本が面白くて、旅行に行く前に読み終わってしまった。あろうことか、続編まで読了してしまった。これじゃ本末転倒だ。それがこれ↓
  
 笑ってしまった。前から気にはなってた著者だったけど、パオロ・マッツァリーノなんてどうせ偽外人だべ、こんなんにだまされてもしょーがねーっぺと思って手を出さないでいたのですが、『反社会学講座』でイチコロにやられてしまいました。
 どんだけ面白かったかというと、内容を紹介するのも癪なので、土曜の昼間に買った本をちょっとつまみ読みしようとしたら日曜の午後には読み終わってしまって日曜の夕方続編を買いに走った、そして続編こそは旅先に持ってくぞと思っていたのだが我慢しきれずに木曜の昼には読み終わってしまった、という具合です。
 今日も今日とて新書を買ってきた。
 
 これもオビに吉田戦車のイラストが入っているので店頭でわかりやすい。しかし新書のオビは著者とおぼしき外人の首から上しか描いてないので、あたかも風を受けて空を駆けるヘラクレスのように見えるのですが、神話の登場人物ではなくて実在する偽外人の肖像画なのでそこんとこ間違えないように。
 これも面白いです。たぶん今晩か明日の朝には読み終えてしまいます。やばい。

 結局、僕が旅行に持って行くのはこれらの本になりそうです。
    
 あと、持ってきたいんだけど厚くて重いので迷ってるのがこれ。
 
 この旅行には何を持っていくかけっこう悩む。なにしろ失敗しても日本語の本を買い直すことはできないから。周囲何百キロも日本語の本売ってる書店はないんで。先輩旅行者たちが置いていった本を読むという手もあるにはある。なぜだかどこに行っても置いてあったのは村上春樹スプートニクの恋人』だった。なぜだろう?
 僕も、読み終わったら置いて帰っても全然後悔しない本を持って行きたいのだけれど、『反社会学講座』の類は南洋リゾートに置いてくるとちょっとアレなんでやめときます。