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新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

求む、猫パンチ

 最近熱中してることがある。
 散歩とか通勤の途中、人んちの塀の上とかに猫を見かける。猫なで声を出して彼らに近づく。ふつう、知らない中年男が、えさも持たずに近づいてくれば、猫たちは警戒する。それでもがんばって近づく。彼らは緊張する。しかしがんばって猫なで声に磨きをかけ、なおかつ塀の下から彼らにプレッシャーをかけない角度から近づいていく。こんなふうに…

 自分の身体テリトリー内に闖入してきた中年男を、猫は警戒する。1回目に差し出した手を、最初はくんくん嗅ぐ。だが2回目にずうずうしく差し出された手に、彼らは見舞うのだ。
 猫パンチ!
 この、猫パンチを受けるのが最近の無上の楽しみだ。なにしろ猫パンチを繰り出してくれる猫は少ない。ふつうはテリトリーを侵すと逃げちゃうからね。でも、塀の下からゆーっくり近づくと、彼らはついつい侵入を許してしまい、実力行使で防御するしかなくなる。それが猫パンチ。
 しかも猫パンチには段階がある。最初は爪を立てない、肉球だけのパンチ。次にやや力を弱めて、しかし爪を立てることで警告する。そしてついには渾身の力で爪をぶつけ、肉に食い込んだ爪を引きむしってより深いダメージを与える実力行使。これは痛い。が幸いまだやられたことがない。警告止まりです。
 ずーっと前に、神社の塀の上にいた猫に顔を近づけたら、柔らかい肉球で殴られた。あれは気持ちよかった。いま思うと爪を立てられなかったのがとても幸運だが。ああいうさわやかなパンチをもらいたくて、今日もぼくは塀の上の猫を探す。
 猫にとっては、くつろいでるところにうさんくさい中年男が近づいてきて脅威を与えるわけで、迷惑千万ですね。ごめんなさい。
 友好的になってくれる猫、なおかつ一日一回猫パンチを見舞ってくれる猫、どこかにいませんか。