餃子を作って食べたのだった
今日は非常に寒い風が吹いてて、外出する気力が失われた。
昼飯は昨夜のすき焼きの残りにうどんを投入して済ませた。じゅうぶん腹一杯になった。
というか最近食い過ぎなんだよ。自堕落になっている自覚がある。
そこで、夕飯にはじっくり時間をかけて取り組むことにした。創造性のある食事にするのだ。
まず、金曜に買った里芋を使うことにした。他ににんじんとごぼうが冷蔵庫にあったので、「にんじん ごぼう さといも レシピ」でググって煮物のレシピを探り当てた。
【里芋その他の煮っ転がし】
里芋7個くらい、にんじん1本、ごぼう1本
醤油、みりん、日本酒、砂糖
里芋とにんじんは皮を剥いて、里芋は1/4個くらいに、にんじんは乱切りにする。
ごぼうは皮を包丁の背でこすって適当に剥き、笹掻きにして水にさらす。
まず里芋を茹でて1度煮こぼす。洗ってぬめりを取る。
次に味付けする。里芋・にんじん・ごぼうをひたひたにして、4つの調味料で適当に味をつける。
よく煮る。めんどくさいがあくは取る。一度煮立ったら冷まして味をしみこませる。食べるときはまた温める。
以上。
昨日のすき焼きに入れようとして買った「おいしい菜」という謎のアブラナ科の葉物があった。これをおひたしにする。
【おいしい菜のおひたし】
菜は水にさらして洗い、砂を除く。茎の一番下を切って砂がとれるようにする。
太い茎の部分と、葉の部分とにざっと切り分け、茎を先に茹でる。ちょっとして葉も投入。
適当に茹だったら、ざるに取って水にさらす(色をとめる)。
だしを作る。ほんだし、醤油、酒、芥子。イメージは菜の花の芥子和えである。
水分をよく絞った葉物を、だしに浸して冷蔵庫で寝かす。
餃子を作り終えて暇になったら、冷蔵庫から出して絞って盛りつける。
おひたしもうまくできた。そして残るはメインの餃子。なんで今日餃子を食べたくなったのか忘れてしまったが、食べたい欲求だけはしつこく残っているのでとことんやってみる。
【餃子、適当味】
豚肉挽肉200g、白菜・キャベツ・葱を刻んだもの400g、生姜少々。餃子の皮52枚。
用意した肉の倍、野菜を入れる、というコンセプト。野菜はみじんに刻んで水分を絞る。
まず挽肉を練る。練って練って練る。飽きたらやめる。
次に野菜をみじんに切る。めんどうだなーと思っていたら棚の奥に昔買った手回しフードプロセッサがあったので回転ブレードをセットして白菜とか放り込み回す回す。あっという間にみじんができあがる。キャベツ、葱も刻んでボウルで混ぜ、塩を振ってさらに混ぜる。水分が出るのでガーゼにとって固く絞る。
挽肉と野菜を合わせて練る。ある程度混ざったら塩胡椒を振り、ごま油をやや足す。醤油と日本酒も適当に足す。そして生姜をすり下ろして汁ごと加える。
練って練って、飽きたらガーゼでボウルに蓋をして寝かす。
休んで、気を取り直して餃子の皮で包む。できあがった餃子は半月状のものが皿に立つようにする(底に焦げ目をつけられるように)。
上記の材料で52個できた。奇跡のようにぴったりだった。
【水餃子】
中華風だしの素を鍋にたっぷりのお湯に溶いて、水餃子のスープを作る。葱を小口切りにして薬味にする。
沸騰したら適当な数の餃子を投入する。食べ頃になったら浮いてくるのですくって供用する。
水餃子は本当に簡単で、はずれがない。餃子の皮がきちんと閉じていさえすれば美味しくできあがる。
【焼き餃子】
すき焼き鍋を火にかけ、煙が出たら全体にごま油をひく。
餃子を手早く並べる。半月の背を底にして立てるのが吉。
並べ終わったらお湯を少々投入して餃子たちがややひたひたと浸かるようにして、蓋して蒸し焼きにする。7分。
お湯がなくなったら蓋とってごま油を回す。焦げ目をつけるためにあと2分。
火を止め、フライ返しで取って供用する。
今回はフライ返しがあまり鋭いものじゃなかったのできれいに取れなかった。次回は鋭いブレードのものを用意しておくから覚えとけ。
焼き餃子は中国ではあまり食べないという。たしかに台湾の小吃店でも見かけるのは水餃子ばかり。
焼き加減に上手下手が出るし、用具の後始末も大変だ(鋳鉄の鍋を焦がしてしまった)。だが、うまくできたらこれほど気持ちよい料理もない。またやってみるんだよ、と深く心に誓った。
というか、今夜は2名で42個しか食べられなかった。10個余ったので、また明日やってみる。