新々リストラなう日記 たぬきち最後の日々

初めてお読みの方は、<a href="http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/20100329/1269871659">リストラなう・その1</a>からご覧になるとよいかも。

人もすなるブログといふものを、狸もしてみむとてするなり。

 知り合いがブログを書いてて、それが面白いうえに人気もあるらしいので、私も始めようと思います。薄弱な動機ですみません。

 タイトルですが、「最後から2番目のブロガー」としていますがとくに意味はありません。有力なブロガーの方をアルファ・ブロガーと呼ぶそうですが、じゃー私はどん尻のオメガ・ブロガーだな、と思ったのですが、「オメガ」はむしろアルファよりもかっこいいじゃん? 映画「オメガマン」とかあるし。有名な時計メーカーもあるよね。私にはふさわしくない…。

 じゃあ、オメガの1個前だよな、とwikipediaの「ギリシア文字」の項目を見てみると、「Ψ」(プシ、プサイ)とある。これはたしか、学校で「心理学=サイコロジー」のシンボル文字だと習ったな……。プサイ・ブロガーって音はまぬけで可愛いけど、字面にするとポセイドンの3つ股の槍のようでちょっとかっこいい。つまり、これも私にはふさわしくないです。

 なので、テキトーに「最後から2番目」としておきます。
 ま、このタイトルでいつまでやるかもわかりませんが。テーゲーですみません。

 もう一つ、意識していることがあるとしたら、あれですね。
ケネディ大統領の父が出会った、株をやる靴磨き少年」の話。

 こんな取るに足らない人物(って失礼な)までが株の売買をやるようでは、市場は狂熱状態にある。崩壊は近い。とて後のJFKの父は自分の株を売り払って1929年の大恐慌を生き延びた、という挿話。これ、「バブル 靴磨き」でぐぐればいっぱい出てきますが、史実なんですかね。

 史実か風説かはおいても、「こんなやつまで始めたらもう終わりだ」という感覚は正しいですね。哀しいのは、この言葉、吐き捨てたらそっくりそのまま自分にかかってくること。私のような狸がブログをやりたいなーと思うくらいですから、ブログブームももう終わりでしょうねきっと。

 いっそ祭りが終わるなら、その前に駆け込みで参加したい。そう思いませんか? 昔々の幼年期、祭りは深夜になって人が少なくなった頃がいちばん面白そうだった。実際は深夜になる前に眠くて朦朧としてたか、すでに家に連行されて寝てたかですが。

 今日の表題は、ご存じと思いますが紀貫之土佐日記」の冒頭。考えてみれば日記文学に先鞭をつけたのですから紀貫之さんは当時のアルファ・ブロガーですね。コンテンツも、土佐という異境から京都に向かう紀行文ですからエキゾチックです。現在の心理的距離に換算すると、タスマニア〜東京間・傷心クルーズ日記、とかですかね。いや55日間だからもっと遠いですな。55日といえば北京…太平天国の乱…? いや義和団だ。

 ちょっと脱線が過ぎました。
 このブログでは、最新ではない本や映画、音楽のこと、旅先で見たこととかを書こうと思います。よろしければまたしばらくしてお寄りください。更新してるかもしれません。